都市は嘘をつくが、地形は決して嘘をつかない。 華やかなショッピングモールが立ち並ぶ低地の「二子玉川」から、静寂に包まれた高台の高級住宅街「上野毛」「瀬田」へと歩を進めると、そこに立ちはだかるのは巨大で暴力的なまでの「壁」である。 我々「東急ウラ地形調査室」が今回メスを入れるのは、この二子玉川と上野毛・瀬田を分断する自然の要塞、通称「国分寺崖線(こくぶんじがいせん)」だ。なぜ、東急はこの険しい地形を避けることなく、真っ向から物理的に切り裂き、斜面をコンクリートで塗り固めてまでこの地を開発したのか。そこには、 ...